エリーゼの初恋

1/1
前へ
/145ページ
次へ

エリーゼの初恋

ミハイルとミラーゼの娘エリーゼ 彼女の初恋は波乱に満ちていた 16歳になったエリーゼ 「王子様をみつけた」 この一言から始まった 酔っ払いから助けてくれた騎士様に一目惚れをしたらしい 名前を聞けなかったらしく、どこの誰かもわからない 「運命の人だから、きっとまた会えるわ。そうよね母様」 「そうね。また会える日が楽しみね」 娘の初恋に微笑んで答えた それから、1か月もしないうちにその日は訪れた 街でまた助けてもらったらしい 今度は、馬車に轢かれそうになったところを 「エリーゼ、貴方は少しは落ち着いて行動しなさい。いつか怪我をするわよ。誰かがいつも助けてくださるわけではないのだから」 「はい。ごめんなさい。でもね、あの人に会えたの。やっぱり私の運命の人だわ」 夢見がちな娘が心配になった 「今回はお名前を教えていただいたの。それ方はとても素敵な方なのよ。とても優しいくて紳士なの」 「どこの方かしら、お礼をしないといけないわね。2度も助けていただいたのだから」
/145ページ

最初のコメントを投稿しよう!

406人が本棚に入れています
本棚に追加