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エリーゼの初恋
ミハイルとミラーゼの娘エリーゼ
彼女の初恋は波乱に満ちていた
16歳になったエリーゼ
「王子様をみつけた」
この一言から始まった
酔っ払いから助けてくれた騎士様に一目惚れをしたらしい
名前を聞けなかったらしく、どこの誰かもわからない
「運命の人だから、きっとまた会えるわ。そうよね母様」
「そうね。また会える日が楽しみね」
娘の初恋に微笑んで答えた
それから、1か月もしないうちにその日は訪れた
街でまた助けてもらったらしい
今度は、馬車に轢かれそうになったところを
「エリーゼ、貴方は少しは落ち着いて行動しなさい。いつか怪我をするわよ。誰かがいつも助けてくださるわけではないのだから」
「はい。ごめんなさい。でもね、あの人に会えたの。やっぱり私の運命の人だわ」
夢見がちな娘が心配になった
「今回はお名前を教えていただいたの。それ方はとても素敵な方なのよ。とても優しいくて紳士なの」
「どこの方かしら、お礼をしないといけないわね。2度も助けていただいたのだから」
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