ダミアン

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ダミアン

「その方は、ダミアン・モンテルロ様っておっしゃるの。母様ご存じ?」 「えっ?ダミアン…」 あまりにもショックで、気を失ってしまった 目が覚めると、ミハイルが心配そうに手を握っていた 「エリーゼから話は聞いたよ。まさか、ダミアンと知り合ってたなんて…」 「ミハイルどうしたらいいの?なんでダミアンなの」 「大丈夫だよ。ダミアンだって、エリーゼが僕たちの娘だとわかると距離を置くはずだよ。それに親子程歳も離れているんだから」 「そうよね…」 ミラーゼは途端に心配になった どうしていいのかもわからない 不安だけが大きくなる 今更ダミアンが私たちに絡んでくるなんて 忘れていたのに… 嫌な事を思い出してしまった 幸せが崩れていく気がしてならない
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