社交界

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社交界

エリーゼは騎士様の名前を知ってから、パーティーなどに、積極的に参加し始めた ダミアンを探しているのだ ミラーゼは娘の初めての恋を応援してやりたい気持ちはあるが、相手がダミアンなだけに、複雑だった 「母様、夜会でも全然会えません。どうしたらいいのでしょうか?」 エリーゼは、真剣だ 「そうね。運命ならまた会えるわ」 と、答える事しか出来なかった ミラーゼの心配はつきない 家族で出席した夜会で、ついにその時はやってきてしまった 「母様、あの方がいらっしゃったわ。私、ご挨拶してくるわね」 エリーゼが嬉しそうに、ダミアンの元に向かった 何十年かぶりに見るダミアンに、ミラーゼはどうしていいのか分からなかった ダミアンに近づく娘を、複雑な気持ちで見ていた
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