ミラーゼ(ダミアン目線)

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ミラーゼ(ダミアン目線)

公爵家を廃嫡されてから、領地で姉夫婦の補佐をしたり、王都では騎士団に入り剣の腕を磨いた ミラーゼに何かあった時、守れるようになりたいと その後、30歳になったのを機に、父から我が家がもっている辺境伯を継ぐように言われた ミラーゼと婚約破棄して、10年以上がたった あれ以来、他の女性と関係を持っていないし、興味もない 30歳を越えた今も1人でいる この先もミラーゼほど心を動かされる女性は現れないだろう 夜会などで、ミラーゼを見かけると、すぐに姿を隠した ミラーゼをこれ以上、傷つけたくなかった 幸せになって欲しかった そっと、ミラーゼを見つめた ずっと、ミラーゼだけを想っている なぜあの時、手を離してしまったのかと今も後悔をする毎日だ こんなにも感情が動く人に出会うことは無かった きっとこの先も無い ミラーゼは僕の全てだ それは今もずっと変わらない
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