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ある少女との出会い
ある日の事だった
街を歩いていると、酔っ払いにからまれた少女を見つけた
急いで駆け寄り、追い払った
「大丈夫か?どこか怪我などしていないか?」
と、問いかけると
「大丈夫です。いきなり声を掛けられて驚きましたが、乱暴なことはされていません。助けていただいてありがとうございました」
と、笑顔で答えた
その顔を見て驚いた
ミラーゼ?
そんなわけはない
この女性はどう見ても10代だ
こんなにミラーゼに似てるなんて
「あの…。両親に言ってお礼をしたいので、お名前を教えてもらってもよろしいでしょうか?」
「騎士として、当然のことをしたまでだ。礼は先ほどしてもらったから大丈夫だ」
「…」
「気をつけて帰りなさい」
と、いいその場を去った
動揺が隠せなかった
ミラーゼの10代の頃にそっくりで
幻をみたのかと思った
その後また、その少女を助けることになった
今度は馬車に轢かれそうになっていた
さすがに、少女も名前を教えてくれと引き下がらなかった
仕方なく
「ダミアン・モンテルロという。君は?」
「エリーゼ・マクライヤーと申します。何度もありがとうございました。後日、両親とお礼にお伺いさせていただきます」
「いや、礼は必要ない。気をつけて帰りなさい」
と、別れた
まさか、ミラーゼの娘なのか?
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