ある少女との出会い

1/1
前へ
/145ページ
次へ

ある少女との出会い

ある日の事だった 街を歩いていると、酔っ払いにからまれた少女を見つけた 急いで駆け寄り、追い払った 「大丈夫か?どこか怪我などしていないか?」 と、問いかけると 「大丈夫です。いきなり声を掛けられて驚きましたが、乱暴なことはされていません。助けていただいてありがとうございました」 と、笑顔で答えた その顔を見て驚いた ミラーゼ? そんなわけはない この女性はどう見ても10代だ こんなにミラーゼに似てるなんて 「あの…。両親に言ってお礼をしたいので、お名前を教えてもらってもよろしいでしょうか?」 「騎士として、当然のことをしたまでだ。礼は先ほどしてもらったから大丈夫だ」 「…」 「気をつけて帰りなさい」 と、いいその場を去った 動揺が隠せなかった ミラーゼの10代の頃にそっくりで 幻をみたのかと思った その後また、その少女を助けることになった 今度は馬車に轢かれそうになっていた さすがに、少女も名前を教えてくれと引き下がらなかった 仕方なく 「ダミアン・モンテルロという。君は?」 「エリーゼ・マクライヤーと申します。何度もありがとうございました。後日、両親とお礼にお伺いさせていただきます」 「いや、礼は必要ない。気をつけて帰りなさい」 と、別れた まさか、ミラーゼの娘なのか?
/145ページ

最初のコメントを投稿しよう!

412人が本棚に入れています
本棚に追加