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少女(ダミアン目線)
2度ほど助けた少女が、ミラーゼの娘だと知って、複雑な気持ちになった
その少女はミラーゼにそっくりで見間違えるほどだ
ミラーゼの生活に関わらないように、でも陰ながら見守っていこうと決めて生きてきた
まさか、こんな事がおこるとは
ミラーゼの娘エリーゼは、夜会で再会するとよりによって、ミハイルを連れてきた
動揺を隠せない
初対面のようにお互い振る舞い挨拶をした
きっと、ミハイルも娘に手を出さないか警戒しているだろう
そんな事は絶対にない
ミラーゼを傷つけたくないし、親子ほど年の差のある少女と何か起こるはずもない
僕の中で、いまだに女性はミラーゼだけだ
もしかしたら、ミハイルは僕が娘を使ってミラーゼに近づくことを警戒しているのかもしれない
以前夜会のたびに、僕が婚約者だったミラーゼに近づく男性を警戒していた時のように
どっちにしろ、ミラーゼ以外に興味はない
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