全力で

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全力で

エリーゼはどうしたらダミアンに受け入れてもらえるか考えていた 初めての恋で、自分でもどうしていいかわからない ダミアンにとって、私は子供で 実際に親子程の年の差があって 女性とすら見てもらえて無い気がする 『どうしたらいいの?』考えてもわからない 闇雲に好意をぶつけても、軽くあしらわれる これが大人と子供の差なのかもしれない だけど、好きだという気持ちを諦めたくない せっかく会えた運命の人なのだから ダミアン以上に、好きになれる人は居ないかもしれない もうこうなったら、自分の気持ちをぶつけるしかない 相手に分かってもらえるまで 私を受け入れてもらう為に全力で そんな一方的な考え方しか出来ないエリーゼは、やはりまだ子供だった 相手の気持ちなど考える余裕もなかった ましてや、その事が母を傷つけることになるとは…
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