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諦められない
ダミアンはエリーゼとの事をはっきりさせる為に、呼び出した
「エリーゼ嬢、急に呼び出してすまない」
「いえ。お誘いありがとうございます」
エリーゼは嬉しそうだ
「エリーゼ嬢、好意を寄せてくれている事は伝わったのだが、僕はその気持ちに応えることが出来ない。すまないが他の男性に目を向けてくれ」
「どうしてですか?私が子供だからでさか?年の差が大きいからですか?」
「いや、それは関係ない。僕にはずっと想っている女性がいる。その人以外とは交際する気も結婚する事もない。それが理由だ」
「その女性と結婚されるのですか?」
「いや、結婚する事はない」
「では、私と結婚してください」
「その人のことしか、考えられない。代わりはいらない。代わりにするのも失礼だ」
「…」
「分かってもらえただろうか?今後は会う事もない」
「どうしてもダメですか?私は代わりにはなれませんか?」
「君はまだ若い。これからたくさんの素敵な人に出会うだろう。だから、その人との未来を潰さないでくれ。君はとてもいい子だ。幸せになってほしい」
「他の方とでは幸せになれません。モンテルロ様じゃないと駄目なんです」
エリーゼは訴える
「すまない。何を言われても無理なんだ。僕が愛するのは、彼女1人だ」
「諦められません。また日を改めてきます」
ミラーゼは帰った
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