娘の恋(ミハイル目線)

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娘の恋(ミハイル目線)

ミハイルはミラーゼを心配していた 母として、娘の恋を応援したいと言っていた 自分に酷い事をした、あの男が相手でも けれど、ミラーゼが食事を少しずつ摂れなくなっているのに、気が付いていた ミラーゼ自身は分かってないようだけど ミラーゼは傷ついたり、辛い事があると、途端に食事が取れなくなったり、体調を崩す これは、彼女の双子の兄からも、それで判断しろと言われてきた 実際、間近で見てきたからわかる ミハイルにとって、誰よりも自分より大切なのはミラーゼだ そのミラーゼが傷つくことは絶対に避けなければいけない エリーゼの初恋が実らなくても しかも、相手があのダミアンなら尚更だ 絶対に認められない 強く思った たとえ、エリーゼに憎まれようとも
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