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ルナとルーエヘーデンは互いのことを共有しあった。
ルーエヘーデンのムラが危機に陥っている事態に、
ルナはどうにかしたいと思った。
ルナは考えた。
気候が変わってしまったのは自分のせいなのかと。
引っ越したせいで人々が困っているのかと。
だから、ルナは元の家に戻ることにした。
それをルーエヘーデンにも伝えた。
ルーエヘーデンはいいねと答えた。
それは、二人が出会ってから二年後のことだった。
ルナは魔女だ。
祖母と母の魔術によって、自然を生成し不老不死の体を持つ。
それだけではない。
本人の魔術も有用でルーエヘーデンを驚かせるものばかりだった。
例えば、
「ルナは手から火が出るのだな」
「水も出ますよ。
空を飛ぶことだってできますし、
物を軽くさせることだってできます。」
「本当に、君の魔術はすごい」
ルナは微笑んだ。
ルーエヘーデンはルナの表情の変化に嬉しくなった。
『彼女が心をそのまま表している
それも、自分に向けて』
そのようなルナの魔術と成長によって、目的地には早く着いた。
ルーエヘーデンは自分の心をルナに伝えようと決心した。
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