The Truth

7/9
前へ
/15ページ
次へ
ルナとルーエヘーデンは互いのことを共有しあった。 ルーエヘーデンのムラが危機に陥っている事態に、 ルナはどうにかしたいと思った。 ルナは考えた。 気候が変わってしまったのは自分のせいなのかと。 引っ越したせいで人々が困っているのかと。 だから、ルナは元の家に戻ることにした。 それをルーエヘーデンにも伝えた。 ルーエヘーデンはいいねと答えた。 それは、二人が出会ってから二年後のことだった。 ルナは魔女だ。 祖母と母の魔術によって、自然を生成し不老不死の体を持つ。 それだけではない。 本人の魔術も有用でルーエヘーデンを驚かせるものばかりだった。 例えば、 「ルナは手から火が出るのだな」 「水も出ますよ。  空を飛ぶことだってできますし、  物を軽くさせることだってできます。」 「本当に、君の魔術はすごい」 ルナは微笑んだ。 ルーエヘーデンはルナの表情の変化に嬉しくなった。 『彼女が心をそのまま表している  それも、自分に向けて』 そのようなルナの魔術と成長によって、目的地には早く着いた。 ルーエヘーデンは自分の心をルナに伝えようと決心した。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加