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そのクロちゃんも、近所を徘徊しているノラ猫たちに、何度と無く危ない目に遭わされて殺伐とした暮らし振りを強要されてしまっていた。
‥‥‥ボクなんかの為に!
ボクなんか、とっとと死んでしまった方が良いのかな?そんな想いにふける事もあったけど、それでも、クロちゃんを残して、先に死ぬ気にはなれなかった。
結局、そのクロちゃんの身の安全を守る為に通っていた小学校に引き取って貰う事になってしまったのだけれど。クロちゃんが小学校で暮らす様になってからは、ボクも、自然と学校に通う足取りも軽やかになっていた様な気がする。
‥‥‥それも、束の間!
或る日の朝。その日、ボクは、クロちゃんに会う為に飼育されている小屋に向かってたのだけれど、何だか、其処には、いつに無く人集りが出来ていた!
‥‥‥ひょっとして、まさか、まさか!
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