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望夢は、犬と一緒に暮らしていた。犬の名前は、聞き覚えのある名前。‥‥‥クロと言う名前だった。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥!!!
それでも、クロなんて名前は何処にでもありそうな名前だと思ってもいるし、それは、単なる偶然だとボクは思っていた。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥。。。
あれは、いつの頃の出来事だったのかしら?
望夢が風邪を引いて、暫くお店の仕事も休んでいた頃があったの。そんな矢先、犬の散歩をお願いされて、ボクは仕事の合間でクロをお外に連れ出した事があったのだけれど。
お散歩の途中、突然、夕立ちに襲われてしまい、その時、ボクは、クロを連れて近くにある公園に生えている木の下で難を逃れようとしていたのだけれど。
突然、ボクの傍らでいたクロの瞳の色が変わって見えた。それは、ボクの知っているクロちゃんの瞳の色と同じだった。普通、白ウサギの瞳の色は赤く見える事は、其処のアナタでも知ってる事かも知れないけれど、黒ウサギの目の色は茶色に光っているのよね。クロちゃんがそうであったから。望夢の連れているクロの瞳は、何時もは緑色をしているのだけれど、その時だけは一瞬、茶色に輝いているかの様に見えた。
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