1.変なオンナ

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ある夜、隣の部屋から、声が聞こえて聞いてしまったんだ。 「おい、レンカが隣の部屋にいるんだぞ」 「もう寝てるってば」 「そういう問題じゃないだろ」 「私達だって、週末しかデキないのに…」 不満気なノゾミさんの声。 そして、その後…。 「おいっ、ノゾミ…うっ」 ソウちゃんの苦しそうな声の後からは、ノゾミさんの艶めかしい声と、ベッドの軋む音が聞こえた。 そっか、婚約して一緒に住み始めたばっかだもん、そういうコト…シたいよね。 経験は無いけど、私だって高校3年生だ。 ナニを、シてる、かくらい分かる。 大好きなソウちゃんの、男の部分を知ってショックだったのと、私が来る事は、やはり迷惑だったんだ、というダブルのショックを受け。 それからは、ソウちゃんちに泊まりに行くのを止めた。
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