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ある夜、隣の部屋から、声が聞こえて聞いてしまったんだ。
「おい、レンカが隣の部屋にいるんだぞ」
「もう寝てるってば」
「そういう問題じゃないだろ」
「私達だって、週末しかデキないのに…」
不満気なノゾミさんの声。
そして、その後…。
「おいっ、ノゾミ…うっ」
ソウちゃんの苦しそうな声の後からは、ノゾミさんの艶めかしい声と、ベッドの軋む音が聞こえた。
そっか、婚約して一緒に住み始めたばっかだもん、そういうコト…シたいよね。
経験は無いけど、私だって高校3年生だ。
ナニを、シてる、かくらい分かる。
大好きなソウちゃんの、男の部分を知ってショックだったのと、私が来る事は、やはり迷惑だったんだ、というダブルのショックを受け。
それからは、ソウちゃんちに泊まりに行くのを止めた。
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