1.変なオンナ

15/15
前へ
/100ページ
次へ
だけど、その後。 ククルンは結局、私を泊めてくれて、友達まで紹介してくれた。 その友達のヤスは、ククルンとは真逆でコミュ力高めで、朝方までヤスと話が盛り上がり。 楽しい一夜を、過ごすことが出来た。 気づくと、ヤスもククルンも眠っていて、私は、2人を起こさないように下の店舗へ行き。 お気に入りの、天使の片翼を手に取り、朝陽に向けてみた。 「うわっ!なに、これっ」 店内で見てる時とは、比べ物にならないくらいキレイ。 キラキラと光を受け、いつもとは違った、輝きを放つ片翼。 いつまででも、見ていたい光のアート。 ククルンは絶対、天才だよね。 こんな素敵な物や、あんな綺麗な作品を、作っちゃうんだもん。 「これ、欲しいなぁ」 思わず口に出してしまうほど、本当に欲しいと思った。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加