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外に出れない状態が続き、さすがに息ぐるしく感じるようになり、私はソウちゃんにお願いをしてみた。
「ソウちゃん、カギ貸して欲しい」
「なんで?」
「だって買い物にも行けないし」
「連絡くれれば、俺が帰りに買ってくるよ」
こう言って、ソウちゃんが私にカギを渡してくれる事はなく。
「あの男の所に行きたいの?」
「ダメなの?」
「レンカ、普通に考えてごらん?おかしいって思わない?レンカは彼と付き合ってるワケでもないんだろ?そんな2人が一緒に住むって、健全じゃないだろ」
「友達だもん」
「男と女は友達には、なれないんだよ、いつか間違いが起こる」
じゃあ私とソウちゃんは?って言いそうになったけど、やめた。
私とソウちゃんは、”友達”ではないんだった。
ソウちゃんにとって私は”妹みたいな幼馴染”で。
私は散々ソウちゃんに”好き”とか、”お嫁さんになる”って言ってきてた。
友達には言わないもんね、こんな事。
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