リースリット と 魔術基礎実習

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「センサーですか?」 「うん」 「そんなことしたら衛兵がいっぱい来ちゃいますって!」  ふうん。 「えい」 「アッ!」  真っ白なタイツに包まれたおみ足に。   足を引っかけられて、私は盛大にすっころんだ。 「へぶ!」  私が地面と接吻を交わした瞬間。  警備用魔道具のセンサーにひっかかった私は。  ジリジリジリジリジリジリジリ――!!  警報を鳴らしてしまい。  間もなく集まってきた大勢の衛兵にしょっ引かれることになった。  無論、ミラも。    まぁ、結局。  衛兵に必死に弁明と説明をして。  正門まで案内してもらえたのだが。    正門の前では、既に寝泊りも可能な二頭立ての豪勢な馬車が用意され。  メイド二人が待ちくたびれて怒っていた。  そして、リースリット嬢に、盛大に笑われてしまった。  くすくすとこみ上げる笑いを我慢しながら。  呆れたように言われてしまう。 「セナ、先生……! 裏庭(●●)を、ずっと、走っていらしたん、ですのね……!」
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