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結局、私が近くの街まで買い出しに行くことになった。
私のカバンならば、食料もいっぱい入るので適任だ。
ミラはボディーガードの仕事に徹してもらわねばならないし。
メイド二人にはお嬢様をお願いして――。
「では行ってきます」
「お気を付けください、先生」
「ありがとうございます、リースリット嬢。私がいない間も、修練は続けていてください」
「はい、分かりましたわ、セナ先生」
お嬢様に見送られ。
「『『風』の概念強化術式』!!」
そして速度を強化した私は、森の外へ駆け出した――。
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