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信号待ち
かすみ『でーなに怒ってんの、お姉さんが相談にのってしんぜよ〜』
ふたば『お姉さんって、同い年じゃん』
かすみ『私のほうが誕生日が早いのです〜なので、私はお姉さん』
ふたば『はぁ、……朝っぱらから親に兄貴と比較されたんだよ』
かすみ『あぁ〜、なるほどね。ふたばの兄貴優秀だもんね~生徒会で成績優秀、運動も得意ときた。それに比べ、妹は普通、ヤンキーギャル、双子なのに真逆の兄妹。どうしてこうなったんだか、わたしゃ不思議だよ〜』
火に油を注ぐ
ふたばはキレてかすみに関節技をくらわす
ふたば『バカにしてんのか、こいつー』
かすみ『いででででー!ギブギブ』
関節技をほどく
ふたば『はぁ、そうですよ。私は出来損ないですよ~』
ふてくされるふたば
そんなふたばに優しい言葉をかけるかすみ
かすみ『でも、私は知ってるよ〜ふたばが優しいこと。この間だって迷子の子どもを励ましながら、親を見つけてあげたり。信号待ちのおばぁちゃんを手伝いながら歩道渡ってあげたり。私はそんなふたばが大好きだなぁ』
かすみに恥ずかしいことを言われ
顔をそらし頭に置かれた手を振り払う
ふたば『っー。うっせ、ばーか』
かすみ『くすっ、素直じゃないなー』
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