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ケインは手を離した。ズルズルと引き戻される。
「ケイン、しっかりしろ。パパに捕まれ」
パパの身体にはロープがしっかりと巻かれている。
「マイクのパパが出口で引っ張てくれてる。急ぐぞ」
そう言うとパパがしっかりと抱えてくれて明るい出口に着いた。
出口にはマイクが待っていた。
二人は抱き合って喜んだ。
「お腹が痛い」
マイクがくの字になりお腹を抱えて急に苦しみだした。
「地下の水を飲んだからかな」
ケインが心配そうに言った。
「ウーッワーッ」叫ぶと口の中から黒い石のようなものが数個出てきた。
吐き出したマイクはそのまま倒れた。
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