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ずぷり
入る
ダメ
行く
あー、ダメダメ
行く行く行く行く
出る
きみだけに溺れた。
わたしは海が嫌い、何故だか怖いの。
黒い檸檬の砂丘。ノゲイラの散歩。
青い青い海、漆黒の海。
何故だか、何年も見ていない海ばかりを書いていた。
それで、弾けそうだった。
「また海に来ていた」
あれひとつだけでも。返しては貰えないだろうか。
謝りようが無いけれど、僕は一度書いたものをまた同じには書けないんだ。
結局きみだけとか、あそこだけとか言ってたら痛い目見るんだ。それが恋だけれど。
だからきみが居なけりゃ世界の女は僕のものだ。
好きにやるさ。
それでも。
ああ、僕はなんて馬鹿なんだ。
戻れないのか?
戻りたい。
いや、どこへも帰らない。
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