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「おいこら!? なんで騙したぁぁぁ!」  もう私はそこら辺のヤンキー顔負けの口調だ。 「だって、墓参りなんて言ったら絶対ついて来ないから」  彼氏はとびっきりの笑顔で答える。  ──はぁぁぁ、当たり前だろ? 私がついて来ないの分かるだろ? 墓参りなんて行ったら私はもう無理矢理お友だち登録されて帰って来れない自信があるんだよぉぉぉ!! ── 「ちょっと待て」  最近やたらと怖がるたびに音楽が脳内で流れる! 『たららったたぁぁぁ~♪』 ピッ わたしは レベルが あがった! ピッ ぜっきょうが 1ポイント あがった! ピッ きぜつが 1ポイント あがった! ピッ しろめが 1ポイント あがった! ピッ いそうろうを よびだすを おぼえた! 私は早速念を飛ばした。絶対振り向かないがちゃんと飛んで来てくれた。私の居候兼姑代理兼ボディガード。  最恐のボディガード。怖くて見れないボディガード!! もう私は勇者だっっっ!!!
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