見てる

3/7
前へ
/7ページ
次へ
 この薄暗い一本道を彼氏先頭に、私、ボディガード、ボンとパーティーを組んで順番に進む……うん!? ボンお前はいつ来た!? まぁ、いいか。いつものことだっっっ! もう考えるだけで怖くなるので割愛だっっっ……  よくもまぁ、こんな道ずかずか歩けるな……彼氏さん。ある意味あんたが最強だよっっ! 「ねぇ、まだ遠いの?」 「いや、もうすぐだよ……あと十分くらい」 「そうなの?」  ──そうですかっ? そうですかっ あんたの十分は私にとっちゃ永遠に感じるんだよっっ!──    周りを取り巻くように何かがあちらこちらからこっちを見てる。しかし、ボディガードとボンは怖い形相とフゥーフゥー鳴きながら睨みを利かせている……多分。怖いから振り向かないけど。  この道は獣道か? 蛇が……狸が……狐が……幽霊が? ……狼が? ……熊が? ……妖怪が?? ……。  もう余計な突っ込みは無視しして突き進む。言っときますが支えられてます。ボディガードに……。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加