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「こんなにみんな……」
残念なのはこの世の人が誰も応援してくれてないんだけどぉ……ちなみに彼氏はこの状況をまったくわかっていない。鈍感だから……でも……
「行ってくるっ!!!……喰われたらあんたたちの仲間入りよぉぉ!」
私は勇気を持って墓前に手を合わせお義父様とご対面!!
「あのぉぉぉ……こ、今度、け、け、結婚させていただきます……」
お義父様、腕組んだまま無言……。
「彼氏さん、し、幸せにしますからっっっ」
──なんで私がこんなセリフ吐いてんだぁぁよぉぉ……普通彼氏のセリフだろぉぉぉ──
お義父様さらに無言……いや、なんか、ボソボソ聞こえる……な、なんだ??
「ふつつかものの息子ですがよろしくお、お願いしますっっ」
「──うん!?」
よく見るとお義父様の顔、真っ赤……恥ずかしそうに真っ赤……恥ずかしがり屋のお義父様。
「こ、今度、あ、遊びに行ってもいいか、かい??」
「もちろん、よろこんでぇぇぇ……」
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