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肉質柔らかく
「痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛いっすよ!!やめてっす!!」
あたし、柊ウテナは、拷問を受けていた。
それは、鞭でめった打ちだった。
身体中、ミミズ腫れだった。殺人鬼は笑う。黒い穴の空いた目で見てくる。
「いいリアクションだよ!!もっと見せてください!!!!」
バシン!!バシン!!バシン!!
「い、痛いっすよ…………も、もう抵抗しないっすから!だから、やめてっす!!」
カエデちゃんが、殺人鬼に言う。
「あ、あの………やり過ぎると良くないと思います……。だから、今日はや、やめてほしいです……お願いします……」
どうやら、殺人鬼はカエデちゃんが気に入っているらしい。
「………そうだね。じゃあやめようか?」
「ほ、本当っすか?!嘘じゃあないっすね?!」
「あぁ、やめてあげる。その代わりに」
殺人鬼、りょうすけは、間を空けて言う。
「次はカエデちゃんをいたぶるね。カエデちゃんも、味わせてあげる」
カエデちゃんは、パニックになりながら言う。
「な、な、な、なんでですか?ワタシ、悪いことしてないです!!!!痛いの、嫌です!!!!お願いします!!!痛いのやめてください!!!」
カエデちゃんは、涙で、ブサイクになる。
「カエデちゃんも、食べるんだ。だから、叩いて、肉を柔らかくするんだ」
「そ、そんな……。お願いします!!う、うわ〜ん!!い、痛いのやだ!!それ以外で、お、お願いします。ヒック、ヒック、グスッ」
殺人鬼は、四つん這いのカエデちゃんの頭を撫でる。
「そっか、痛いの嫌なんだね?そっか、そっか」
そしてカエデちゃんの髪を握る。
「い、痛いのやだ!!!!髪、引っ張らないで!!」
「クソガキ、俺に命令すんなよ?俺の機嫌で死ぬ日が決まるんだからな?友達を救いたい気持ちだが、俺は許さないぞ」
「ひっ!!ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい!!」
カエデちゃんは、震えながら謝る。
「い、痛いのは、嫌です!!死ぬのももっと嫌です!!」
「じゃあどうする?ほら、考えて?」
殺人鬼は、三日月のような笑みをこぼす。
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