2.パンツマンの日常

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2.パンツマンの日常

 私はパンツマン。この街のヒーローだ。  今日も街をパトロール。うむ、実に平和だ。素晴らしい!  気持ちのいい風が私の引き締まったボディを撫でていく。パンツ一丁は実に清々しい。みんなもやればいいのに! 「あっ、パンツマンだ!」 「今日もハゲてんなー」  子供の声は耳に心地よい。だが、私は決してハゲているのではない。身にまとうものはパンツのみと決めている。髪の毛も例外ではない!  あほー、あほー。  頭上をカラスが飛んでいく。  あほー、ばかー。  奇妙なカラスだな。  ボトッ! 「あっ!」  我が相棒であるパンツにカラスの糞をかけられてしまった。これはいかん!  スッ。  ピーポーピーポー。 ー1時間後!ー 「『スッ』じゃねぇんだよ。なにごく自然に脱いでるんだよ!」 「紳士たるもの汚い衣服を履いたままというのは……」 「汚ねぇモン見せられてんのは周りだよ! っていうか、服を着ろ!!」 「刑事さん、それはできない!」 「何でだよ!」 「私が……パンツマンである限り!!」 「全裸マンだったろうが!!!」  続くっ!
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