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4.落とし物
スッ。
私はパンツマン。今日はショッピングモールに来ている。
ところで今日のパンツは何色だと思う?
そう、答えは、Pure White! 白が200色あるように私のパンツも200枚以上ある。
見よ、私のパンツを!
あれ、履いてない……?
『ピンポンパンポーン』
むっ、放送だ。
『落とし物が届いております。白い大きなパンツです。お心当たりの方は落とし物センターまでお越しください。繰り返します……』
心当たりがあるぞ!
どうやらどこかで脱いでしまったらしいな。まあ、よくあることだ。
落とし物センターに行ってみよう!
よし、落とし物センターに着いたぞ! お姉さんが受付をしている。話を聞いてみよう。
「すみません、パンツの落とし物があると放送で聞いて」
「こんにちは。パンツ履いてください」
「すみません、落としちゃったみたいで……」
「頭おかしい。パンツ履いてください」
「ちなみにそのパンツって何色でしたか……?」
「白です。パンツ履いてください」
「ほら、白にも色々あるじゃないですか。Off WhiteかPure Whiteかだったらどっちですか?」
「知らねえよ。パンツ履いてください」
「ちなみにお姉さんのパンツは何色ですか?」
ピーポーピーポー。
ー1時間後!ー
「何で聞いちゃったの?」
「いや、知的好奇心が抑えきれず」
「性的の間違いだろ?」
「バカなっ、私はパンツマン! パンツを性の対象として見たことなどない!!」
「そうか。ちなみに俺のパンツの色は気になるか?」
「いえ、野郎のは興味ないです」
「いっそ清々しいなお前」
続くっ!
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