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「ひ、ひま……いくらなんでも早くない?」
「こういうのは早い方が良いんだよっ」
ひまに背中を押されクロハはシーラの居た場所へ戻ってきた。そこにはまだ呆然と立ち尽くすシーラが居た。
「あの、シーラ……?」
「…………」
「シーラ?」
「…………」
おそるおそる話しかけたクロハだが、シーラはぴくりとも動かない。
「仕方ないな~~」
「わっ」
「えっ、ちょっ」
先ほどまでより力強く背を押され、驚いたクロハはひまの方へ振り返ったりあたふたしていると二人まとめて倒れた。
「ご、ごめん、ひまっ。すぐどくからーーあれ?」
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