やってしまった…

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ーーやってしまった……。 クロハはシーラにひとしきりハグされた後、一人でなりかなり落ち込んでいた。 「素直になれないクロハのバカ……」 今日だってシーラが可愛いって言ってくれて嬉しかったのに。出る言葉は文句ばかり。紫の瞳に涙が浮かぶ。 今日こそは。今日こそは。と思っても……どうにも素直になれない。クロハも好きだよ。その一言がどうしても言えない。 こんな自分は愛想を尽かされてしまうのでは。と真っ黒なツインテールの髪をなびかせ、黒いワンピースの裾をつかむクロハだった。
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