嫉妬に狂い、吠える夜

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「‥‥あ」 彼の唇に人差し指でそっと触れると、 彼は甘い声を上げ、小さく息を漏らした。 「川瀬、くん」 「欲しい?欲しいならちゃんとおねだりして」 俺のカラダの上に馬乗りになった 彼の両腰を掴むと、 自分の屹立したモノを彼に当てがった。 「ふ。もう、こんなになってる‥‥」 「川瀬く、っ、じらさな、いでッ、」 彼の吐息混じりの囁きと共に 耳に入ってくるのは、 思わず生唾が出てしまいそうな 淫靡すぎる水音。 彼の小さな蕾をわざと避けて、 お互いのを擦り合わせているだけなのに。 彼のカラダは細かく震え、 その瞬間を今か今かと待っている。 「ヤバ‥‥興奮する」 高鳴る胸、息遣いも荒くなった。 「ねえ‥‥っ、もう、もういいでしょ、 早く、早く挿れてッ!」
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