嫉妬に狂い、吠える夜

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「今日は随分、ハラハラさせてくれたよね」 「え、なに」 一瞬息を止め、目を見開いた彼に、 更に言葉を続けた。 「あの人、葵に気があるよ。FENDIの ネクタイしてた、営業部のさ」 「ま、まさか‥‥っ、‥‥ぅああっ!!」 彼を追及しながら、腰の動きは止めない。 最奥まではもうすぐだ。 「俺だけじゃ満足、できないんだ‥‥」 「っ、や、ちが‥‥、俺はッ!川瀬くん、 川瀬くんだけ‥‥、あ、きゃ、ひ‥‥あん、 ぁ、こわい、それ以上はッ、あっ!あッ! おく、おくっ、いれないで!やだっ!んん! はあっ、あ、う‥‥んっ!や、やっ!!」 気持ちよすぎてもう言葉にならないようだ。 喘ぎ散らかす彼の両肩に手を置いた。 「あいつの前で犯してやろうか、 こうやって、さっ!!」
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