4人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
いきり立つ創造神
古代中国の創造神女禍は、ベッドに寝転がり、盗撮したであろう写真を、穴が空くほど見つめていた。
写真には、解り易く言うと、嫁とイチャついたおっさんと、端っこに新人執事の横顔が見切れていた。
「きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいやあああああああああああああああああああ!!カッコよすぎじゃあああああああああああああああああああ!アイヤあああああああああああああ!痺れるわああああああああ!」
ベッドの上で悶絶する、残念極まりない女神の姿があった。
「どのような女子であっても!前世の絆で結ばれた、妾と旦那しゃまの間を引き裂くことは出来ぬ!諸共滅ぶがよいわ!行け!我が眷族よ!かつて封神されし妾が手下共よ!恋敵を討ちダーリンをここに連れて来よ!ああああああああああああんしゅてきしゅぎりゅうううううううう♡!!」
蛇語が出ちゃった女禍は、そのままオナり始めていた。
ハアハアアンアンしていると、扉にノックがあった。
「女禍様。崑崙の威を蚕食し、意のままに操られし、力強き女禍様」
出てきたのは、例の妲己だった。
「何の用か出て行きやれ!妾がいても、何の役にも立たぬ狐メスが!知ってるのよ!あんた陰で妾を散々こき下ろしてたであろう?!きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!この狐めええええええええええええええええ!炮烙か蠆盆か選べ!きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
面倒臭えババアねホントに。
世紀の大悪女妲己は、何故自分が復活したのか、不思議でしょうがなかった。
最初のコメントを投稿しよう!