好きな人?

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 ……まあ、それはそれとして。 「……あの、どうかしましたか? 先輩」  そう、躊躇いつつ尋ねてみる。と言うのも――どうしてか、さっきから何処か怪訝……と言うか、呆れたように私をじっと見ているから。いや、正確には私の―― 「……あのさ、優月(ゆづき)他人(ひと)のスタンスに、私があれこれ口出しするのもどうかとは思うんだけど……流石に、もうちょっと何かなかった?」 「…………えっ?」  そう、表情に違わぬ呆れた口調で尋ねる浦崎(うらさき)先輩。そんな彼女の視線は、胴体――余すところなくスクール水着に覆われた、私の胴体に向けられていて。
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