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午後8時55分。
ギリギリだ!
あるか?!
あってくれ!
俺は、祈りながら、メダカスーパーに駆け込んだ。
閉店間際の小さなスーパーは、もう店じまいの準備をしている。
俺は、入ってすぐに、デザートコーナーに走った。
あ!
あった!!!
俺の愛して止まない、フルーツプチパフェ、、。
だが、一つしか残ってない。
俺は、いつも二つ買うことにしている。
なぜなら、一つだけだと、俺が食べていると、おさないくんに、バレるからだ。
こんなゴツい体で、甘党なんて分かったら恥ずかしい、、。
おさないくん、、。
ああ!
俺のプチパフェと同じくらい愛して止まない、スーパーの店員のおさないくん、、。
名前は、たぶん、小山内だと思うが、胸の名札には、『おさない』とある。
そして、そのおさないくんは、その名の通り、可愛い童顔のイケメンである。
年は、スーパーのバイトだから、大学生ではないか、と思っているが、本当は、個人的なことを話したことがないから、分からない。
もし、おさないくんが、見た目通りだったら、俺は、不純異性交遊になって、仕事を懲戒免職になってしまう。
いや、異性ではないが、そんなようなものだ。
なぜなら、俺は、警視庁機動隊員だからなのだ!
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