体育祭

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「一応、聞くが終わったものはいるか?いたら、紙を持ってきてくれ」 三浦がそう言うと全員が一斉に立ち上がった。 「ん?なんだ?全員終わったのか?毎年何人かは決まらないのに、今年は……うん、まぁそうだよな」 生徒の顔を見て納得する。 悩む方がおかしい。 まだ誰に丸をつけたのか見てもないのに、誰がつけられたのか簡単に予想できた。 「じゃあ、今から先生たちで集計するからその間は各自自由に過ごしてくれ」 三浦がそういった瞬間、何も言われなくても全員組ごとにわかれて輪になって座り、先生たちに呼ばれるまで3時間目の続きをした。
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