大会

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後ろで今のやり取りを見ていた茜のグループの女子達はさすがに今のはないと言って私のことを批判した。 「なにあれ?何様のつもり」 「茜。可哀想。あんなのと友達でいる茜優しすぎる」 「大して美人でもないくせに調子のりすぎ」 だが彼女達は茜を心配するふりをして、心の中ではざまぁと笑っていた。 毎回他校の男子と遊ぶときに好きになった男子と仲良くなられてムカついていたので、今の惨めな姿が笑える。 もちろん、ここには茜のことが好きな男子達もいるので顔にも態度にも出さずに、あくまでも心の中で嘲笑う。
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