モテ期!?

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「私、チョコバーにしよう。薺くんは?」 「俺はみかんにする」 「先生決まりました」 私は二人分のアイスを持ってレジに持っていく。 「すみません。会計お願いします」 先生が会計をする。 「ほら」 「ありがとうございます」 私はチョコバーを受け取る。 「ありがとうございます」 薺はみかんのアイスを受け取る。 「食べ終わってから帰るんだぞ」 「はーい」 私はチョコバーを食べながら返事をする。 「じゃあ、気をつけて帰るんだぞ」 「はーい。先生。さよなら」 「さよなら、先生」 私達は先生と別れて、近くの椅子に座りアイスを食べる。 「人のお金で食べるアイスは美味しいな」 薺が一口アイスを食べるとそう呟く。 「確かに。いつも以上に美味しいかも」 薺の言う通り、自分で買った時よりも何故か美味しく感じた。 「不思議だね」 「フフッ。そうだね」 何故か急におかしくなって二人とも笑う。 「ふぅー。美味しかった」 薺は食べ終わるとアイスの棒をゴミ箱に捨てる。 私も少しして食べ終わり、棒をゴミ箱に捨てる。
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