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結果はぶっちぎりで芹那が勝ち、残りはどんぐりの背比べだった。
それでも私は2位で罰ゲームを逃れた。
「私がドベか……みんな何がいい？」
桃花は一番最後のガンシューティングゲームでボロ負けしドベが決定した。
あのゲームを選ばなければ、今更後悔しても遅い。
負けた以上、約束通り奢るしかない。
「私、コーラ」
私は一番最初に言う。
「私も」
次に芹那が言う。
「私はレモン」
最後に楓が言う。
「りょーかい。私は何にしよう……桃でいっか」
桃花は全員のジュースを買い渡す。
「「「ありがとう」」」
桃花からジュースをもらい、お礼を言う。
「ぷはぁ。ゲームの後のジュースは最高だわ」
芹那はおっさんがビールを一口飲んだときの言い方をする。
「それはよくわかんないけど、人のお金で飲むジュースは美味しいわ」
楓はいい笑顔で言う。
「まぁ、確かにいつもより美味しわね」
私は楓の言葉に頷く。
私達の言葉に桃花は「最後のゲームさえ勝っていれば……」と悔しがる。
私達はジュースを飲みながらたわいもない話しをしてから解散した。
三人とは帰る方向が逆なので店を出たら別れた。
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