モテ期!?

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「……秋夜」 やっぱりいたのは予想通り秋夜だった。 どうして、休みの日に裏切った二人に会わないといけないのか。 学校で会うのに。 休みの日くらい解放してほしいのものだ。 用があるなら学校で言って欲しい。 「話がしたい」 「なに」 話したくはないが、これ以上家の近くでいられても困る。 そう思って話しを聞こうとしたが、秋夜は地面を見たまま口を閉ざしている。 「……」 「……話がないなら帰っていい?」 結構な時間、話すのを待っていたがこれ以上秋夜と同じ場所にいるのは我慢の限界で、この場から速攻立ち去りたかった。 「……なんで急に冷たくなったんだ?俺のことあんなに好きだと言ってたのに……他に好きな男ができたのか?」 'は?何言ってんの?こいつ……' 私は秋夜の言葉を聞いた瞬間、押さえていた怒りが爆発しようになった。 どの口が言っている、と頬を殴りたくなった。 被害者面する顔をする秋夜に反吐が出る。 浮気しているのがバレていないと思っているから、こんなふざけたことを言えるのかと思うと哀れ過ぎて逆に冷静になれた。
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