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夢の中
もやもやの中に何の変哲もないほくろが
けんじはそのほくろをひたすら追いかける
『まって!まってくれー!俺の理想のほくろ〜』
必死に追いかけるがなかなかつかまえることができない
そして、だんだんと宇宙(そら)の方へと消え去るほくろ
あまりのショックに叫びながら目を覚ます
すると、強烈な痛みと音がけんじともう一人を襲う
ゴツーン∑✹
???『いったぁー、何なのよもー』
けんじ『でこがいってぇ、なんだぶつけた?ってあかり、なに人の部屋勝手に入ってんだよ!たくっ』
あかり『うっさいわねぇ。おばさんに起こしてきてって頼まれたのよ!あーもぅ朝から最悪』
けんじ『それはこっちのセリフだ!なんで朝っぱらから痛い思いしないといけないんだよ』
こいつの名前はひじょうあかり
家が隣どうしのいわゆる幼馴染というやつだ
ちなみに、こいつは俺が大好きなほくろが一切ない
なんとも魅力を感じない女だ
ほくろがあれば多少はいい女なのだが
まぁこいつは俺が夢にまで見るほくろの持ち主ではないだろう
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