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「とりあえず、パンツはけ」
わあわあ言ってる拓馬に俺はパンツを渡した。本当にどうしようもないな。
「ごめん、勇次」
拓馬が言う。
「勇次をオカズにしてごめん」
しょぼくれた顔して言うことがそれかよ。
「オマエ……お前の妄想では俺が突っ込まれてるのかよ」
俺が低い声で言うと、拓馬はえへらっと笑って、「それしか考えてなかった」と言いながらパンツをはいた。
「バカだな、俺はオナホじゃねえぞ」
俺が言うと頷いて、「わかってるよ。オナホでするのはオナニーで、勇次とするならセックスだろ?」と言う。
「そんなバカなことばっか言って、早く準備しないと大学遅刻するぞ?」
俺が拓馬を蹴ろうとしたら、脚にキスされた。
本当に拓馬はばかだ。
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