大型新人

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 「心配無用。秘書と言ってもたいしたことはしないから。彼は業務部自体はじめてだから、君が教えてあげてね。それに彼はただ者じゃないからね。社長の親戚らしいよ」  「そうなんですか」  なんか、セレブの仲間?えばってそうじゃない?  「まあ、色々教えてあげてくれよ」  「そんな、無理です」  「無理じゃないんだよ。森川さん。君ね、先輩を抜かして色々抜擢されてきてる。少しは秘書くらいやらないと皆納得しない。いいね」  部長が指で机をトントンと叩く。こういうときはいうこときかないとまずいという合図。はあ。  「わかりました。頑張ります」  「そうそう。()()()頑張って。君のモットーだ」  もう。いいように最近いじられてる。  
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