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は?
「お支払いは?」
「さっき済ませた」
「え?え?」
「今日は奢られとけ。その代わり、さっさと考えて俺にいい返事をしろ。いいな」
そう言うと、駅へ歩き出した。
いつもなら、二次会って言うのに。
「今日は帰ろう。俺もどうしたらいいかわからん。小学生を手込めもまずいしな」
「……ひどい」
「それくらい、言わせろ。俺だって緊張してたんだぞ」
「……すみませんでした」
駅まで来ると、こちらを見る。
「明日からいつも通りでな。返事が決まったらいつでも待ってる。それから、どんな返事でもお前との関係は変わらんから安心しろ。恋人になれば近くなるだけだ」
巧は見たことのないような格好いい笑顔でじゃあと言って帰って行った。
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