看病

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 すると、本部長がドアを閉めて入ってきた。    「……ほ、本部長?」    「聞きたいことがある」    「何でしょうか?」    「金曜日、新村君に何か言われたのか?」    びっくりして赤くなってしまった。  こういうときに免疫がないとすぐに反応してしまうものだ。    「……なるほどね。わかったよ」    「え?」    「いや、こっちのこと。早くこっち来て、執務手伝え」    「は、はい」    バタバタと付いていき、またもや二日間の山盛りの書類と格闘が始まった。  後ろには決済を待つ部長クラスが並んでいる。    喧嘩しないでほしい。誰が先かと喧嘩している。  それを無視する本部長。  修羅場がはじまった。  格闘しているとあっという間に一日が終わった。  
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