プロローグ

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プロローグ

僕は夢を見ていた。 僕の髪を風が撫でる。 何故ここに居るのかも。 僕が誰だったのかも思い出せない。 …唯一覚えている。 誰かが語った。 「御伽噺」 いつだったっけ… どこだったっけ… ……思い出せない。 ただ、この御伽噺が 僕のことを導いてくれる。 そんな気がした。 ここは僕の世界ではない。 そう思うのに どこか懐かしかった。
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