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彼の愛馬
「ヒヒヒーン ブヒヒーン」と暴れるけどそんな事一向に気にする事は無く。
「落ち着け私は、お前の敵じゃない」
何度も振り落とそうとしたけれど
落ちなくて、何度も私の耳元で
「大丈夫だ落ち着け」
そして首をポンポンしてなでる。
私は、暴れるのに疲れて諦めた。
もういいわあなたでも。
私が落ち着いたのを見計らい振り返ると黄色いネッカーチーフの人達の姿は、消え失せ。
鞍とサドルバッグを下ろして彼の馬から鞍とサドルバッグにブランケットを私に乗せた。
この鞍は、良い鞍ね。
見た目はそうでも無いけどとても軽くて血なま臭い肉食獣の香りがするけど、前の鞍、
何かと比較にならないくらい軽くて良い鞍。
そして、私は彼の愛馬になった。
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