彼の愛馬

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私の鞍を載せ替えてから一番最初にした事は、元愛馬を売りに馬屋へと向かった。 30分ほど歩いた先にその馬屋が現れた。 まぁさっきまで私が育った場所で私が彼に盗まれたのは、一目瞭然で私の世話を良くしていた馬屋の主人が声を掛ける。 「あんたその馬どうしたんだ?」 「ん?嗚呼、この先で襲われてなけどコイツは見た事も無い馬に乗っていたからそのまま奪う事にした」 「そりゃそうだろこの子は、サラブレッドのなかでも希少種だ」 「そうなのか!!それで店主相談なんだが今、後ろから付いてきてるアイツを売りたいんだが」 先程まで私の上に乗っていた彼は、私を手網を止め木に引っ掛けて前の愛馬に乗り換え厩舎の中へと連れて来て 「こいつか?」「ああ」
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