彼の愛馬

3/4
前へ
/33ページ
次へ
貧相の身体で馬体も良く無くてあまりグルーミングもされていない。 店主は、残念そうに視線で「血統書は、有るのか?」「そのへんで捕まえた野良馬だからなあるわけが無い」 「そうだろうな、ならこんなもんだな」 そう言って茶色いコインを2枚取り出し目の前で見せて渡した。 受け取り。 「え?そんなに安いのか?」 「血統書が有れば銅貨5枚にはなったが血統書無いならこんなもんだ」 ブランケットの色味が垂れ下がる生地を掴んで品定め。 「仕方ないか」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加