ある日彼女は呪いに出会う

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ある日彼女は呪いに出会う

 そこそこ都会でそこそこ田舎である地方都市に暮らしていた私がおじいちゃんとおばあちゃんがいるどえりゃーな田舎に住むことになった。  どんな田舎かというと、とにかく自然いっぱいなのがわかりやすい特徴だろう。  若い人にとってはつまらないところで、カラオケやゲーセンなど何も遊ぶところがねえよと誰もが言うところだ。  夏休みと冬休みの時に過ごす田舎でしばらく暮らすことになるなんて想像しなかった。  引っ越す理由はお父さんとお母さんの離婚。突然のことで驚いた。  え、そんな離婚するほど仲悪かったの?と。  激しい喧嘩をすることもなく、穏やかに過ごしていたのに、何が不満なのかわからない。どちらかが浮気をしていたとかそういうのはなし、お父さんがリストラされたとかそういうのもなし。  性格の不一致ということで離婚したと推測している。  原因をはっきりと聞くほどずかずかとできず、かと言って無関心になるほど離れずという曖昧な態度で表向きに私は納得した。  父に着いていけば転校なんてなかったけど、ちょっとした騒動があって離れたくなった。簡単に説明すると友人関係が悪化したということ。  何か良いこと起きたらいいなあと気分転換しに転校してみたけれど……。 「友達、出来ないのよね」 と私は元の高校の友達に愚痴ってる。  現在昼休み、元の高校の友達の梢とはこうやって暇なときに連絡を取り合ってる。 「そうなんだ……いじめ?」 「あー、というかなんだろうねえ。いじめというよりは村八分みたいな?」 と言い換えてみても梢に一緒だろ、そんなもんと突っ込まれた。 「うーん、ここ田舎だからさ、なんかあるのよ。独特な何かが」 「あー、そうなんだ。それで村八分と」 「なんかね、うちのクラスにここで一番の権力者の娘がいるらしくて、なんかその人の命令でやってるっぽい?」 というのが私がなんとなく、転入して一週間の間に感じたことだ。

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