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「それでその試験も今日なんじゃないの?時間...」
「あっあー!もうこんな時間!それじゃ行ってきます!」
「はいよ!行ってこい!」
「おう!絶対合格してやる!」
背中を叩かれながらも応援してくれる親に見送られながらオレは、家を出た。
憧れのヒーローを目指し今日入隊試験を受ける。
「不合格です」
「え?」
「体力測定も学力も秘められた能力もなければ我々が求める標準値にも満たないのなら、不合格しかありません。残念ながら今回はご縁がなかったと」
「いえ、あの!でもオレヒーローになりたくてこの戦隊学校を受けに来たんです!」
「それは誰でもです。ヒーローになりたかったら運動能力も察知能力も人並みになるか、過去に人々を助けた経験やボランティアを最大にやってきたか何か無いと…経験のなければ現在の能力も乏しいのであれば、簡単に合格させられません」
「で、ですが!」
「我々も簡単に合格をあげるわけにいかないのです。"あなただがの命を簡単に軽く持てはいけない"のですから」
「!」
「それではまた試験がありますのでその時には何かしらの平均以上の物をお持ち下さい。失礼します」
政府は、一般人を守りに守っている。何か飛び抜けた者のしか戦えない。それは自分の命すら守れないものは人の命を守るな。人、1人の人間の倍以上の力や体格を持ち、別格の存在の者が選ばれ対悪党達に立ち向かえられる。それが戦闘隊。
人間の争いは少なくなってきたものの、別格の別次元の魔物、悪魔、モンスター、化物、能力者、反逆者、とにかく悪の思考が働いた者、悪の力を持つ者は悪党と言われる。
刺殺、転送、され魔界に送られる。地獄とも言われる。
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