6人が本棚に入れています
本棚に追加
「会長の運転免許証、なくさないように大切に持っていてね。会長が沙絵ちゃんを守ってくれるし、もしかしたら…お話しもできる…かも」
「ホント!?…智則さんとお話したいな〜。この免許大切にするね!」
沙絵はお財布に大事そうにしまった。
「さてっと…ワタシのお仕事は今日はここまでよ♪ちょっとこの後、用事があるから先に帰るわね~」
「そうなの?残念だけど…またお茶しようね♪」
「もちろんよ☆」
お財布から1,000円札を置いて、栄策は立ち上がった。
「カフェオレしか頼んでないのに、多くない?」
「いいのいいの♪気にせずお茶楽しんでね~☆」
お金を置いていくと、体をクネクネさせながら店を後にした。
栄策が店を出ていき、なんとなく寂しくなった沙絵は、智則の運転免許証をお財布から取り出した。
最初のコメントを投稿しよう!